不動産会社を変えられますか?
こんばんは 森岡です。
週末から雨が降り続いているうえに猛烈な台風8号が近づいてきていますね。
新しい物件をHPに公開したいのですが雨のために写真が撮れなくて困っています。
早く太陽のあるすっきりした青空が見たいものです。
さて、昨日は事務所で月に一度の全物件情報の販売状況の確認作業をしていたところ
当社のHPをご覧になられたお客様からご相談のお電話がありました。
内容は、少し前にどこかの不動産業者を通してある中古住宅を内見されたらしく
その時の不動産業者を変えることってできるんですか?というお尋ねでした。
過去にもこれと同じようなお尋ねをいただいたことがありますのですぐにピンときました。
このお客様の内見された中古住宅は買取専門の不動産会社の自社物件でした。
その物件は、仲介業者が何社もアットホームやスーモなどのポータルサイトに掲載
したり自社のHPに掲載をしてお客様探しをしている物件で当社も自社のHPには
掲載をしている物件でした。
そして、このお客様は、その物件が気に入り前向きに購入を考えてみる旨を内見した
その場で業者に伝えたようです。
しかし、自宅に帰り色々とその物件のことを調べていくと売主である買取業者から
直接買えば仲介手数料が不要なことや取り扱っている不動産会社の中には買主からの
仲介手数料は不要としているところがあることに気が付いたようです。
ちなみに内見を手配した業者からは仲介手数料が必要ですと言われたということでした。
個人が所有している大多数の中古住宅と違い不動産会社の所有する自社物件の場合、
どこから購入するかによって仲介手数料がかかったり不要だったりします。
売主である不動産会社から直接買えば仲介手数料はもちろん不要です。
仲介業者を通して買う場合には、買主からの仲介手数料を不要としている会社から買えば
必要ありませんが、仲介手数料を請求する不動産会社であれば払わなければなりません。
その仲介手数料の額は、2,000万円の中古住宅であれば最大712,800円になります。
中古車が買えるほどの金額になります。
そこで、このお客様の質問の内見を手配してもらった不動産業者を変えることができるか?
ということですが、今回のお客様の場合には申し訳ありませんが大変むつかしいですとしか
お答えができませんでした。
これは、不動産業界特有の暗黙のルールで基本的には物件を案内してもらった業者を
通して話をすすめることになっているからです。
とはいっても、仲介手数料がいるのか、いらないのかによって必要な資金に大きな差が
出てきますので私からは以下のようなアドバイスをさせていただきました。
その内見を手配してもらった業者さんに仲介手数料を無料もしくは減額してもらえないか
相談してみられたらいかがですか?と
なぜなら、このような不動産会社の自社物件の場合には、お客様を紹介した買主側の
業者に対して売主である不動産会社から仲介手数料が出ることが結構あります。
多くの場合には、成約価格の2%、今回の物件の場合には3%+6万円という上限の
手数料が売主である不動産会社から買主側の業者はもらえる物件になっています。
そこで、今回の物件のケースでは買主から仲介手数料をいただかなくても通常の共同仲介と
同じだけの手数料をその業者は確保できることになります。
おそらく今回内見を手配した不動産業者も成約にならなければ1円の手数料にもならない
わけですから売主、買主双方から手数料をもらうことはできなくなりますが、手数料の
無料か減額には応じるのではないかと思います。
このようなケースは、すべての物件ではありませんが不動産会社が売主である新築住宅や
分譲地などの土地、中古住宅、中古マンションでは起こりうることです。
このような仲介手数料の仕組みを知らないだけで何十万円も損をしたり、途中で気づいて
いやな思いをしたりしないためにも物件情報を見る際には「取引態様」という項目にも十分
注意をしてください。
物件探しはもちろん重要ですが、不動産会社探しも大変重要なポイントですよ。
それでは、台風には十分気を付けてください。
週末から雨が降り続いているうえに猛烈な台風8号が近づいてきていますね。
新しい物件をHPに公開したいのですが雨のために写真が撮れなくて困っています。
早く太陽のあるすっきりした青空が見たいものです。
さて、昨日は事務所で月に一度の全物件情報の販売状況の確認作業をしていたところ
当社のHPをご覧になられたお客様からご相談のお電話がありました。
内容は、少し前にどこかの不動産業者を通してある中古住宅を内見されたらしく
その時の不動産業者を変えることってできるんですか?というお尋ねでした。
過去にもこれと同じようなお尋ねをいただいたことがありますのですぐにピンときました。
このお客様の内見された中古住宅は買取専門の不動産会社の自社物件でした。
その物件は、仲介業者が何社もアットホームやスーモなどのポータルサイトに掲載
したり自社のHPに掲載をしてお客様探しをしている物件で当社も自社のHPには
掲載をしている物件でした。
そして、このお客様は、その物件が気に入り前向きに購入を考えてみる旨を内見した
その場で業者に伝えたようです。
しかし、自宅に帰り色々とその物件のことを調べていくと売主である買取業者から
直接買えば仲介手数料が不要なことや取り扱っている不動産会社の中には買主からの
仲介手数料は不要としているところがあることに気が付いたようです。
ちなみに内見を手配した業者からは仲介手数料が必要ですと言われたということでした。
個人が所有している大多数の中古住宅と違い不動産会社の所有する自社物件の場合、
どこから購入するかによって仲介手数料がかかったり不要だったりします。
売主である不動産会社から直接買えば仲介手数料はもちろん不要です。
仲介業者を通して買う場合には、買主からの仲介手数料を不要としている会社から買えば
必要ありませんが、仲介手数料を請求する不動産会社であれば払わなければなりません。
その仲介手数料の額は、2,000万円の中古住宅であれば最大712,800円になります。
中古車が買えるほどの金額になります。
そこで、このお客様の質問の内見を手配してもらった不動産業者を変えることができるか?
ということですが、今回のお客様の場合には申し訳ありませんが大変むつかしいですとしか
お答えができませんでした。
これは、不動産業界特有の暗黙のルールで基本的には物件を案内してもらった業者を
通して話をすすめることになっているからです。
とはいっても、仲介手数料がいるのか、いらないのかによって必要な資金に大きな差が
出てきますので私からは以下のようなアドバイスをさせていただきました。
その内見を手配してもらった業者さんに仲介手数料を無料もしくは減額してもらえないか
相談してみられたらいかがですか?と
なぜなら、このような不動産会社の自社物件の場合には、お客様を紹介した買主側の
業者に対して売主である不動産会社から仲介手数料が出ることが結構あります。
多くの場合には、成約価格の2%、今回の物件の場合には3%+6万円という上限の
手数料が売主である不動産会社から買主側の業者はもらえる物件になっています。
そこで、今回の物件のケースでは買主から仲介手数料をいただかなくても通常の共同仲介と
同じだけの手数料をその業者は確保できることになります。
おそらく今回内見を手配した不動産業者も成約にならなければ1円の手数料にもならない
わけですから売主、買主双方から手数料をもらうことはできなくなりますが、手数料の
無料か減額には応じるのではないかと思います。
このようなケースは、すべての物件ではありませんが不動産会社が売主である新築住宅や
分譲地などの土地、中古住宅、中古マンションでは起こりうることです。
このような仲介手数料の仕組みを知らないだけで何十万円も損をしたり、途中で気づいて
いやな思いをしたりしないためにも物件情報を見る際には「取引態様」という項目にも十分
注意をしてください。
物件探しはもちろん重要ですが、不動産会社探しも大変重要なポイントですよ。
それでは、台風には十分気を付けてください。