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中古マンションの販売価格について

こんばんは 森岡です。

昨日までは雨がよく降りましたが今日は一休みのようですね。

さて、前回に続きまして今回も中古マンションについて、
今回は特に価格の面について書いてみたいと思います。

中古マンションの販売価格につきましては、以下のような5つの要件から
私たち不動産仲介会社が過去の同じマンションでの取引事例や近隣の
マンションの取引事例等を蓄積したデータに基づいて査定価格を売主様に
提示させていただいています。

◆中古マンションの価格決定の5つの主な要件

①築年数

②立地条件

③住戸の方位や角部屋など

④所在する階数

⑤マンション全体の管理状態

このような要件を基に、ご提示した査定価格や不動産会社の意見を参考にして
売主様が売出価格を決定し売却活動がスタートします。


上記の要件の中でも価格を決定するにあたり最も重要な要件が「築年数」です。
そこで、次に「築年数」から中古マンションの価格変動を見ていきたいと思います。



◆中古マンションの価格変動について

まず、中古マンションとは、建物が竣工(完成)してから1年以上経過している、
または一度でも人が居住したことのあるマンションになります。

フラット35などの公的融資では築2年以上経過したマンションは中古融資の
対象となります。

次に、中古マンションの価格の変動ですが、新築時の価格と比較した場合、
以下のようになるケースが多くみられるといわれています。

●築1年で平均して 10%

●築10年で平均して 24%

●築20年で平均して 40%

例外はもちろんありますが、一般的にはこのような価格の下落になると
いわれています。

マンションは一戸建てと比べてその価格に占める土地部分の価格が小さく
なりますので価格下落の影響が大きくなります。

反面、一戸建ての方はその価格に占める土地部分の価格の割合が高いために
マンションほどの下落率にはならないことが一般的です。



◆中古マンション市場の動き

近年は、新築直後のマンションの価格が下がることを多くの人が知るようになった
こともあり、築10年以内、特に5年以内の中古マンションの人気が非常に高く、
市場に売りに出されると比較的好条件で成約になるケースが多くあります。

建物完成後のおよそ15年は中古マンションとしての価格の下落率が高くなりますが、
その後は価格が安定してくる傾向にあります。

そのため、価格面だけをみると築15年以上の中古マンションはその先は価格の下落が
少ない資産と考えることもできます。


今回は以上です。

中古マンションの購入や売却の際の参考にしてください。












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プロフィール

森岡 恭司

Author:森岡 恭司
私は、愛媛県松山市を中心に不動産の売買仲介専門の不動産会社の代表者です。
40年以上の不動産売買に関する経験を活かして皆様方の不動産取引のお役にたつ知識や情報を書いてみたいと思います。

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