二転三転、初めての経験です!!
こんにちは
アーバンライフ不動産代表の森岡です。
早いもので今年も1か月があっという間に過ぎていきましたね。
今日は、愛媛マラソン、次の日曜日は椿まつりですね。この調子で逃げるように今月も終わりそうです。
さて、1月には私の35年ほどの不動産取引の経験の中でも初めての出来事がありましたので今日の
ブログに書いてみました。
実は、昨年の12月の中頃に弊社のHPをご覧いただいたお客様から中古マンションのお問い合わせを
いただきました。
現在、賃貸マンションに住みながら大学に通われている娘さん用にこのまま賃貸よりは購入した
方が将来的にも有利ではないかということで中古マンションを購入しようということでのお問い
合わせでした。
そこでご希望の中古マンションの中で売りに出されていたお部屋がたまたま2部屋(上階と下階に)
ありましたので両方を内覧していただきました。私は買主様側の不動産会社になりますが、売主様
側の不動産会社の社長さんが鍵を管理されていて内覧当日も立会いに来られました。
その日の内覧は、ご購入をされる予定のご両親様だけでしたので実際にお住まいをされる娘さん
にも見せないといけないということになり日をあらためて再度内覧をしていただくことになりました。
数日後、ご両親様、娘さん、皆さんで2部屋とも内覧をされましたがそれはもう12月のクリスマスの
時期でしたのでお正月期間にゆっくりと家族で検討しますとのことでその日はお帰りになられました。
そして、年が明けて1月の10日過ぎにお客様から上階の部屋で購入希望のお申し出がありました
ので弊社の事務所にお越しいただき諸条件のお打ち合わせのうえ購入申込書をいただきました。
そのお申込みの内容は価格、お引渡し条件等特に問題はありませんでしたので売主様からは
すぐにOKをいただけるものと楽観して売主様側の不動産会社の社長さんにアポをとり事務所に
お伺いをしました。
売主様側の社長さんもこれなら大丈夫でしょう、売主様に話をしますので少しだけ時間を下さいと
言っていただきましたのでその日は安心して帰りました。
ところが、翌日、翌々日になっても何の連絡もありません。しびれをきらして3日目にこちらから
電話をしましたがつながりません。そしてその次の日にやっと電話がつながりましたのでどうなっ
ているのかを尋ねるとなんと売主様が「売るのをやめる、自分でマンションの部屋を使う」と言って
いるとのことでした。
過去にも購入の申込をしたら売主様が売るのをやめたと言われて購入できなかったことはありました。
売却中の物件はあくまでも売主様の所有物件です。売買契約をしていない以上、売るのをやめる
自由はあります。ですが購入希望の方にはショックです。また探し直しをしなくてはなりません。
売主様側の不動産会社の社長さんも大変申し訳ないと繰り返し言われていました。そしてこの
上階の部屋はうちでは取り扱いが出来なくなったとのことでしたので大至急その旨を購入希望の
お客様にお伝えをしました。
お客様もえー、なんでという感じでしたが冷静に受け止めていただき、もう1部屋の下階の部屋を
家族で検討してみますと言っていただきました。
この下階の物件は購入希望だった上階の物件より間取りが1部屋多くなりましたのでその分価格も
200万円ほど高い物件でした。
それでも1週間ほどしてから購入希望者のお客様からマンション自体は気に入っていますので
この下階の物件にします。売主様との交渉をお願いしますとのご返事をいただきました。
そこですぐに売主様側の不動産会社の社長さんに連絡を取ろうと思い会社に電話をしました。
が出ません。社長さんの携帯電話に電話をしましたがこちらも出られません。これは困ったなと
思い携帯の留守番電話に用件を吹込み購入申込書を事務所宛にFAXしました。
やれやれこれで一安心と思いましたが、しばらくすると何となく不安なものを感じましたので
事務所に行ってみようと思い先方の事務所に行きましたが事務所の中は真っ暗で誰もいません
でした。
これ以上どうすることもできませんので名刺にお伺いをした旨、連絡が欲しい旨をを書いて
事務所に置いて帰りました。
その翌日の朝です。私は事務所で愛媛新聞を取っていますのでいつものようにコーヒーを飲み
ながら読んでいましたら事件・事故の欄に目が留まりました。
「マンション管理組合から800万円だまし取った疑い」と太字で書いてある記事はなんと
私が取引をしようとしていた例のマンションの売主様側の不動産会社の社長さん逮捕の記事でした。
連絡をしても連絡が取れないはずです。昨日には警察に捕まっていたのです。
これには正直びっくり仰天しました。私の責任ではないとはいえ購入希望者のお客様にはなんと
ご説明をしようか。二度もお申込みをしていただいたお客様の顔が目に浮かび申し訳ない気持ちと
逮捕された社長さんに対する憤りの気持ちで頭の中が一杯になりました。そして何とかこの物件の
売主様と連絡が取れないものかと混乱する頭の中で考えました。
そこでまずはこの物件の謄本をインターネットから取ってみることにしました。取った謄本を見ると
県外の住所でお二人の共有で登記されていました。登記簿上の住所は現在のお住まいの住所とは
限りませんが藁をもすがる思いでそのお二人の登記簿上の住所宛に手紙を書くことにしました。
お二人が共有で所有されている物件を購入希望のお客様がおられること、お二人が売却を頼まれ
ている不動産会社の社長さんが捕まって連絡が取れなくて困っていること、この手紙を読んでいただ
いたら連絡をいただきたいことを書いてすぐに投函しました。
二人の売主様に手紙を出した後に購入希望の私のお客様に連絡をしましたらお客様も今朝の新聞を
ご覧になられていたとのことですぐにお話は通じました。売主様には手紙を出しているのでしばらく
時間をいただきたい旨をお伝えしてお客様にも了承していただきました。
2~3日すれば宛所不明で返送されてくるか、到達してご連絡をいただけるかわかるだろうと思い
待つことにして他の仕事をすることにしました。
その日の夕方近くになって私の携帯に知らない電話番号から着信が入りました。その電話に出ると
購入希望のお客様が検討されているマンションの管理会社の方からの電話でした。
何の用かなと思いながら聞くと私のお客様が最初に購入をしたいと言われた上階の方の物件の
件でした。
逮捕された売主様側の社長さんからは所有者の方は売るのをやめて自分で使うと聞いていましたが、
管理会社の担当者の話では所有者の方は今でも売却したいお気持ちですが購入希望のお客様は
今でも購入のお気持ちはありますか?とのことでした。
それは以前に弊社から提出した購入申込書が売主様の元に届いていたようでそれをもとに私の
ところに連絡をいただいたようでした。
えーそうなんだと思い詳しくお尋ねをすると逮捕された社長が所有者の方にかなりの期間連絡も
せずにほったらかしにしていたらしく以前から相当な不信感を持たれていて先日とうとうお宅には
もう頼みませんと言って断ったとのことでした。
私もうすうすですが、何か社長さんの方に原因があって所有者の方から切られたのではないかな
とは思っていましたが、まさかこのような展開にはなるとは、またまたびっくりしました。
しかし購入希望のお客様にとりましては第2希望の下階の部屋ではなく当初ご希望の上階のお部屋を
購入できる可能性が出てきたわけです。
さっそく、お客様のお仕事場にお伺いしてご報告をさせていただきましたところ大変喜んでいただき
上階のお部屋でご契約の段取りをつけさせていただきました。
売主様側の不動産会社さんもマンションの管理会社さんのグループ会社さんに代わられましたので
これで無事にご契約からお引き渡しができるものと考えています。
このように二転三転する初めての経験でしたので書かせていただきました。
長くなりましたが最後までお読みいただきましてありがとうございました。
アーバンライフ不動産代表の森岡です。
早いもので今年も1か月があっという間に過ぎていきましたね。
今日は、愛媛マラソン、次の日曜日は椿まつりですね。この調子で逃げるように今月も終わりそうです。
さて、1月には私の35年ほどの不動産取引の経験の中でも初めての出来事がありましたので今日の
ブログに書いてみました。
実は、昨年の12月の中頃に弊社のHPをご覧いただいたお客様から中古マンションのお問い合わせを
いただきました。
現在、賃貸マンションに住みながら大学に通われている娘さん用にこのまま賃貸よりは購入した
方が将来的にも有利ではないかということで中古マンションを購入しようということでのお問い
合わせでした。
そこでご希望の中古マンションの中で売りに出されていたお部屋がたまたま2部屋(上階と下階に)
ありましたので両方を内覧していただきました。私は買主様側の不動産会社になりますが、売主様
側の不動産会社の社長さんが鍵を管理されていて内覧当日も立会いに来られました。
その日の内覧は、ご購入をされる予定のご両親様だけでしたので実際にお住まいをされる娘さん
にも見せないといけないということになり日をあらためて再度内覧をしていただくことになりました。
数日後、ご両親様、娘さん、皆さんで2部屋とも内覧をされましたがそれはもう12月のクリスマスの
時期でしたのでお正月期間にゆっくりと家族で検討しますとのことでその日はお帰りになられました。
そして、年が明けて1月の10日過ぎにお客様から上階の部屋で購入希望のお申し出がありました
ので弊社の事務所にお越しいただき諸条件のお打ち合わせのうえ購入申込書をいただきました。
そのお申込みの内容は価格、お引渡し条件等特に問題はありませんでしたので売主様からは
すぐにOKをいただけるものと楽観して売主様側の不動産会社の社長さんにアポをとり事務所に
お伺いをしました。
売主様側の社長さんもこれなら大丈夫でしょう、売主様に話をしますので少しだけ時間を下さいと
言っていただきましたのでその日は安心して帰りました。
ところが、翌日、翌々日になっても何の連絡もありません。しびれをきらして3日目にこちらから
電話をしましたがつながりません。そしてその次の日にやっと電話がつながりましたのでどうなっ
ているのかを尋ねるとなんと売主様が「売るのをやめる、自分でマンションの部屋を使う」と言って
いるとのことでした。
過去にも購入の申込をしたら売主様が売るのをやめたと言われて購入できなかったことはありました。
売却中の物件はあくまでも売主様の所有物件です。売買契約をしていない以上、売るのをやめる
自由はあります。ですが購入希望の方にはショックです。また探し直しをしなくてはなりません。
売主様側の不動産会社の社長さんも大変申し訳ないと繰り返し言われていました。そしてこの
上階の部屋はうちでは取り扱いが出来なくなったとのことでしたので大至急その旨を購入希望の
お客様にお伝えをしました。
お客様もえー、なんでという感じでしたが冷静に受け止めていただき、もう1部屋の下階の部屋を
家族で検討してみますと言っていただきました。
この下階の物件は購入希望だった上階の物件より間取りが1部屋多くなりましたのでその分価格も
200万円ほど高い物件でした。
それでも1週間ほどしてから購入希望者のお客様からマンション自体は気に入っていますので
この下階の物件にします。売主様との交渉をお願いしますとのご返事をいただきました。
そこですぐに売主様側の不動産会社の社長さんに連絡を取ろうと思い会社に電話をしました。
が出ません。社長さんの携帯電話に電話をしましたがこちらも出られません。これは困ったなと
思い携帯の留守番電話に用件を吹込み購入申込書を事務所宛にFAXしました。
やれやれこれで一安心と思いましたが、しばらくすると何となく不安なものを感じましたので
事務所に行ってみようと思い先方の事務所に行きましたが事務所の中は真っ暗で誰もいません
でした。
これ以上どうすることもできませんので名刺にお伺いをした旨、連絡が欲しい旨をを書いて
事務所に置いて帰りました。
その翌日の朝です。私は事務所で愛媛新聞を取っていますのでいつものようにコーヒーを飲み
ながら読んでいましたら事件・事故の欄に目が留まりました。
「マンション管理組合から800万円だまし取った疑い」と太字で書いてある記事はなんと
私が取引をしようとしていた例のマンションの売主様側の不動産会社の社長さん逮捕の記事でした。
連絡をしても連絡が取れないはずです。昨日には警察に捕まっていたのです。
これには正直びっくり仰天しました。私の責任ではないとはいえ購入希望者のお客様にはなんと
ご説明をしようか。二度もお申込みをしていただいたお客様の顔が目に浮かび申し訳ない気持ちと
逮捕された社長さんに対する憤りの気持ちで頭の中が一杯になりました。そして何とかこの物件の
売主様と連絡が取れないものかと混乱する頭の中で考えました。
そこでまずはこの物件の謄本をインターネットから取ってみることにしました。取った謄本を見ると
県外の住所でお二人の共有で登記されていました。登記簿上の住所は現在のお住まいの住所とは
限りませんが藁をもすがる思いでそのお二人の登記簿上の住所宛に手紙を書くことにしました。
お二人が共有で所有されている物件を購入希望のお客様がおられること、お二人が売却を頼まれ
ている不動産会社の社長さんが捕まって連絡が取れなくて困っていること、この手紙を読んでいただ
いたら連絡をいただきたいことを書いてすぐに投函しました。
二人の売主様に手紙を出した後に購入希望の私のお客様に連絡をしましたらお客様も今朝の新聞を
ご覧になられていたとのことですぐにお話は通じました。売主様には手紙を出しているのでしばらく
時間をいただきたい旨をお伝えしてお客様にも了承していただきました。
2~3日すれば宛所不明で返送されてくるか、到達してご連絡をいただけるかわかるだろうと思い
待つことにして他の仕事をすることにしました。
その日の夕方近くになって私の携帯に知らない電話番号から着信が入りました。その電話に出ると
購入希望のお客様が検討されているマンションの管理会社の方からの電話でした。
何の用かなと思いながら聞くと私のお客様が最初に購入をしたいと言われた上階の方の物件の
件でした。
逮捕された売主様側の社長さんからは所有者の方は売るのをやめて自分で使うと聞いていましたが、
管理会社の担当者の話では所有者の方は今でも売却したいお気持ちですが購入希望のお客様は
今でも購入のお気持ちはありますか?とのことでした。
それは以前に弊社から提出した購入申込書が売主様の元に届いていたようでそれをもとに私の
ところに連絡をいただいたようでした。
えーそうなんだと思い詳しくお尋ねをすると逮捕された社長が所有者の方にかなりの期間連絡も
せずにほったらかしにしていたらしく以前から相当な不信感を持たれていて先日とうとうお宅には
もう頼みませんと言って断ったとのことでした。
私もうすうすですが、何か社長さんの方に原因があって所有者の方から切られたのではないかな
とは思っていましたが、まさかこのような展開にはなるとは、またまたびっくりしました。
しかし購入希望のお客様にとりましては第2希望の下階の部屋ではなく当初ご希望の上階のお部屋を
購入できる可能性が出てきたわけです。
さっそく、お客様のお仕事場にお伺いしてご報告をさせていただきましたところ大変喜んでいただき
上階のお部屋でご契約の段取りをつけさせていただきました。
売主様側の不動産会社さんもマンションの管理会社さんのグループ会社さんに代わられましたので
これで無事にご契約からお引き渡しができるものと考えています。
このように二転三転する初めての経験でしたので書かせていただきました。
長くなりましたが最後までお読みいただきましてありがとうございました。